FXとは??
最近、注目を集めている外貨投資に「FX」があります。FXはForign Exchange(外貨同士の交換)の頭文字をとり、今ではFXという通称で投資家に親しまれています。
FXの正式名称は「外国為替証拠金取引」といいます。外国為替証拠金取引を外国為替保証金取引、為替取引などという投資家もいますが、どれも同じ意味となります。
FXは他の外貨投資(外貨預金、MMFなど)に比べて、小さな資金ではじめられる・取引コストが低いなどの特長があります。
ここではFXについてやさしく解説しながら、そのメリットを探ってみましょう。
FX(外国為替証拠金取引)は、外貨預金と比べ、手持ち資金の何倍もの外貨取引をすることができる上、10倍以上安い手数料で取引が可能です。
FXは、各国の通貨に投資し、為替の変動による「為替の売買差益」や「通貨間の金利差(スワップ金利)」による収益を狙う外貨の投資商品です。
外貨預金のように投資する資金を全額用意する必要はなく、保証金や証拠金と呼ばれるお金を担保にすることによって効率的に取引を行うことができます。
例えば外貨預金で1万ドルを買うとします。1ドル=100円の時、1万ドルを買おうとすれば100万円の資金が必要となります。
しかしFXでは約2万円から5万円程度(FXの会社により異なります)の証拠金で買うことができます。つまり証拠金で1万ドルを買うことができますのでレバレッジ(てこの原理)をかけていることになります。
また、外貨預金に比べて為替手数料が安く、金利が高いというメリットもあります。もちろん、投資ですのでリスクは当然ありますが、資産運用の手法として今注目を集めているのがFX(外国為替証拠金取引)なのです。
FXのメリットは?
1、月曜日の朝から土曜日の朝まで、24時間いつでも売ったり買ったり出来ます。
2、少ない資金で大きな売り買いができます。
3、外貨預金や外貨MMFと違って、円高傾向の時も利益を上げられる。
4、通貨の金利差分(スワップ)が外貨預金の金利よりも高い
5、取引の時間中は、必ず売り買いが出来る。
FXのデメリットは?
1、少ない資金で大きな取引なので、損失も大きくなる。
2、株式などと違って、一日に動く値段が決められているわけでは無いので、損失がみるみる増えるときがある。
3、ロスカットといって損失がある程度大きくなると自動的に決済させられることがある。などなど、デメリットも当然あります。
これらのデメリットをよく理解して、メリットを生かすようにすれば、FXは、とても有効に資産運用が出来るものです。この自由度の高さがFXのメリットであり、FXのデメリットでもあります。
FXの過去と未来
わが国において外国為替証拠金取引という商品は、1998年の外為法改正によって世に誕生した。この頃まだ「FX」という言葉は市民権を得てはいなかった。FXが投資家の間で認知されるのはまだまだ先の話しである。しかしFXは海外においては、それ以前から存在していた。
日本においては外為法改正以前、個人で取引をするには外国のブローカーを利用してこの取引をするほかなかった。
外為法改正前の日本では個人が為替をインターバンク(銀行間市場)とほぼ同等のスプレッドで24時間、証拠金をベースに取引することは考えられなかったが、外為改正法後様々な外国為替証拠金取引の会社が誕生し、現在ではそのサービスも様々である。 2005年は外国為替証拠金取引業界が金融監督庁の管轄となった元年であり、公設市場のくりっく365も創設され外国為替証拠金取引はますますの発展が予想されている。
そしてこの頃から外国為替証拠金取引は「FX」と呼ばれ株式投資、商品先物、オプション取引などを積極的に投資していた個人投資家からの熱い注目を浴び、一方でFXは外貨預金など外貨建て金融商品で運用していた投資家にも注目をされるようになり、FX人気は盛り上がりを見せている。
今ではFXという言葉自体が市民権を得たとも言えるだろう。
外国為替FX比較
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